
お米の炊き方
まずはじめに、お米は計量カップを使い、人差し指で「すりきり一杯」にします。
※計量については、下のポイントをご覧ください。
一、お米を研ぐ
"手早くリズミカルに”、お米とお米をすり合わせるように研いで下さい。
最初はたっぷりの水で2〜3回手早くかき混ぜ、すぐに水を捨てて下さい。
この動作が遅くなると、お米が糠を吸収してしまい、風味を損なう原因となりますので、糠臭くならないためにも、手早く行うことが大切です。
その後、お米を手で握って離すを繰り返し、水を注いで糠を洗い流します。
その後、3〜4回軽く混ぜ合わせて水を替えて下さい。
精米技術も進んでいるので、それほど力を入れて研ぐ必要はありません。お米が割れてしまうので、優しく手早く研ぎましょう。
水きりは、ザルにあげて5分以上が目安。
二、お米を浸す
水きりが終わったら、お米を水に浸けます。
研ぎ終わったお米の合数に合わせた量の水を注ぎます。
お好みの硬さに合わせて、水の量を1.2倍にするなど水加減を好みで調節して下さい。
水は軟水のミネラルウォーターがおすすめです。
水を注いだ後は、しばらく水に浸します。
夏場は約30分、冬場は1時間。時間がない場合でも、水に浸さないとお米に芯が残ってしまいます。
※浸す時間が長ければ良いというものでもありません。
長時間、水に浸け過ぎると、お米が水を吸いすぎてしまいます。
冬場なら最低1〜2時間、夏場でも30分以上は浸して下さい。
※土鍋の場合は、浸ける時間が長いと、土鍋が水を吸ってしまいますので、要注意です。
※冬場なら、お湯で炊くとすぐに炊きあがり、夏場ならば冷水にすると色艶が良く白く炊きあがります。
三、蒸らしほぐす
スイッチが切れても蓋を開けず、15〜20分は蒸らして下さい。
※蒸らしすぎは、ご飯が硬くなったり、甘みを失う原因になりますのでご注意下さい。
蒸らし終わったら、大きくお米を返してほぐします。
ポイント
1.お米の計量
同じ計量カップでも、毎回のお米の量り方が変わると、僅かな差でも炊きあがりが大きく変わってきます。「すりきり一杯」と基本の目安を定め、いつも同じ量にしましょう。
2.水の温度
炊飯前に、水につけておく際、冷たい水を使うと、お米が立ち、いっそう美味しいお米に炊きあがります。夏場は氷を入れてお米を炊く工夫をするといいでしょう。
3.炊飯器のお手入れ
内蓋やパッキンなどに汚れやご飯粒がついていないように、毎回よくお手入れをして下さい。白米の保存方法
1.高温多湿は避けましょう
2.空気に触れないように密閉
3.米びつなどの容器はこま目にお手入れ
冷蔵庫は避ける
高温多湿では、糠が参加しやすくなり、味が悪くなる原因となるだけでなく、虫の発生も、高温が主な原因となり、多湿ではカビの主な原因となっています。
特に台所は自然と温度が高くなる場所です。お米にとって悪い条件が揃っている場所なのです。
高温多湿はお米の大敵です。保存場所として相応しくありません。
適した場所は冷蔵庫!
「暗くて」、「湿度・温度」が一定しているところが適しています。それは「冷蔵庫」です。できればすぐに使う分以外は、密閉容器などを使い、空気が入らないようにして「野菜室」に入れておくと良いでしょう。